Ume (Plum) Blossoms of Temmangu
Because Michizane loved ume (plum) blossoms,
Temmangu shrines often use the emblem of ume blossom and have ume trees in their grounds.
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誰もいない、
桜の花びらが絨毯のように敷き詰められた公園。
青空の下、この幻想的な空間を貸切り状態^^
春の日差し中、
桜の木から花びらがぱらぱらと落ち、
地面に落ちた花びらが風でひらひらと舞い上がる・・・
そんな光景の中にいると
何とも言えず穏やかで平和な気持ちになります。
燭(ともしび)を背けては 共に憐れむ深夜の月
花を踏んでは 同じく惜しむ少年の春 (白楽天)
[意味]
ともしびを壁の方に向けて、
深夜の月を愛(め)で楽しもうではないか。
庭に散り敷いた花びらを踏みしめながら遊ぼうよ。
青春の時が瞬く間に過ぎてゆくのをともに惜しもうではないか。
季節も、時も、瞬く間に過ぎゆくものだと思うと
一瞬一瞬の全てがかけがえのないものに感じます。
この小さな手には、
目に見えない希望が
いっぱい
乗っています^^
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桜の花が咲き始めたかと思えば、突然の暴風雨・・・
春のお天気は変わりやすいとはいいますが
激しい嵐でした。
photos: 開花し始めた桜
春の嵐の日に、
決まって思い出す漢詩があります。
君に勧む金屈巵(きみにすすむきんつくし)
満酌辞するを須いざれ(まんしゃくじするをもちいざれ)
花発けば風雨多し(はなひらけばふううおおし)
人生別離足る(じんせいべつりたる)
- 于武陵 「勧酒」 『唐詩選』より
この漢詩にはじめて出会ったのは高校生の頃でした。
花が咲く季節は風雨が多いのかあ・・・
人生は別れで満ちているのかあ・・・と、
漠然と(実感はなく^^ゞ)学んだ気がします。
この原詩に出会うよりも先に、子供の頃、
「さよならだけが人生だ」という言葉を
幾度となく耳にしていました。
幼心に(人生にはさよならが多いのかなあ)と思ったものですが
実際は、それほどでもない、かも^^ゞ
このあまりにも有名な言葉は、
上述の漢詩を井伏鱒二氏が訳したものです。
コノサカヅキヲ受ケテクレ
ドウゾナミナミツガセテオクレ
花ニ嵐ノタトエモアルゾ
「サヨナラ」ダケガ人生ダ
- 井伏鱒二 訳
春はやっぱり、嵐が多く
別れと出会いの季節ですね。
photo: おまけ ~ 開花前の桜の木にとまるすずめ
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瀬をはやみ岩にせかるる滝川の
われても末に逢わむとぞ思う(崇徳院)
2012年の日本のヒーロー・平清盛は
武士として初めて政権を握った人物として
日本史上、重要な人物のひとりに挙げられます。
その反対側、朝廷の立場から見ると
武士に政治の実権を奪われ、
権威が失墜してしまうことになったわけですが
その原因は、崇徳上皇の祟りによるものだと
古来より信じられてきたそうです。
崇徳上皇とは、冒頭の和歌に代表されるように
歌人として知られていますが
保元の乱で敗れ、罪人として讃岐に配流され
失意のうちに崩御されます。
*保元の乱(1156)
兄・崇徳上皇と弟・後白河天皇の皇位継承をめぐる争いに
摂関家・藤原氏の内紛がからみ
源氏と平氏もそれぞれ2派に分かれて争った内乱。
崇徳上皇が讃岐に流されて以降、
不可解な事件、事故が数多く起こり、
それらは次第に崇徳上皇の生霊、怨霊が引き起こしたものだと
信じられるようになっていきます。
保元の乱では後白河天皇方について
ともに闘った源義朝と平清盛ですが
のちに勢力を争って平治の乱(1159)となり、平清盛が勝利。
この後平氏が政権を握るようになりますが
天皇家の裏の歴史では、
それは崇徳上皇の祟りが為したことだと信じられてきたそうです。
そんな歴史の裏側を知っておくと
『平清盛』をより深く理解し、さらに楽しめるんじゃないかと
この本をご紹介します^^
『怨霊になった天皇』 竹田恒泰
天皇家の歴史は、
皇位継承をめぐる権力争いの歴史でもあり
教科書に載っていない裏側では
勝者と怨霊(敗者)との戦いの歴史でもありました。
そのような裏側のお話が数多く紹介されています。
といっても、この本はオカルト本ではありません。
著者は何度も、
怨霊とは、死者がなるものではなく
生者が作り上げるものだ、
と述べています。
日本の歴史上、保元の乱以外にも数多くの政変があり、
敗れて非業の死を遂げた方が大勢いらっしゃいました。
そんな方達がどのように「怨霊」として
世間で恐れられるようになったか、
神として祀られるようになったか、
この本には数々のエピソードが紹介されていて、
読み応えがあって面白いです。
崇徳上皇の冒頭の歌の意味
浅瀬の流れがはやいので、
岩にせきとめられる急流は二つに分かれても、
のちにはふたたび出会うように、
あなたと今は別れても、将来ふたたび会おうと思う。
一見激しくロマンティックな恋の歌のようですが
崇徳院の悲運の生涯を思うと、
奥にもっと深い想いが流れているのではないか、と感じます。
歴史の裏側を知ると、新たな発見があるんです。
この本、日本史好きの方には特におすすめです^^
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photo: 安芸の宮島(広島県)
祗園精舎の鐘の声、
諸行無常の響きあり。
娑羅双樹の花の色、
盛者必衰の理をあらはす。
おごれる人も久しからず、
唯春の夜の夢のごとし。
たけき者も遂にはほろびぬ、
偏に風の前の塵に同じ。
(平家物語)
2011年は、いつにもまして
この世の儚さを感じた方が多かったことでしょう。
全体に無常観が貫かれている「平家物語」ですが
2012年は、松山ケンイチさんが
新しい清盛像を見せてくださるでしょうか。
photo: 厳島神社の大鳥居(広島県)
"平清盛 パワー"で
世の中に元気を与えていただきたいですね^^
来る年が、世界中で笑顔溢れる1年になりますように。
どうぞよいお年をお迎えください。
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中秋の名月は満月とは限りませんが
今年の十五夜は6年ぶりに満月でした^^
さまざまな時刻に違う場所から
いろんな表情の都会のお月様を眺めました。
まだ早い時刻の頃は雲がかかっていて
なんだか少し不気味な(?)月。
花は盛りに、月は隈なきをのみ見るものかは。
『徒然草』吉田兼好
(桜の花は満開だけを、月は満月だけを見て楽しむものだろうか。
いやそうとは限らない。物事の最盛だけを鑑賞することがすべてではないのだ。)
という一節を思い出しました。
数時間後、違う場所から見上げた時は
まったく雲がかかっていなくて、見事に輝くお月様。
やっぱり綺麗^^
天の原ふりさけ見れば春日なる
三笠の山にいでし月かも (安倍仲麿)
(大空を遥かにふり仰ぎみると月がさしのぼってくるが
あの月は故郷の春日にある三笠の山にのぼっていた月と同じなのだなあ)
という有名な歌がありますが、最近では
「故郷にある高層ビルにかかっていた月と同じなのだなあ」と思う人も
けっこう多いのかな、と思いました^^
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