« 梅に鶯 | トップページ | 風見鶏とポートタワー / weathercock and port tower »

春の嵐 ~ 花発けば風雨多し

桜の花が咲き始めたかと思えば、突然の暴風雨・・・
春のお天気は変わりやすいとはいいますが

激しい嵐でした。

photos: 開花し始めた桜
Cherry_tree

Sakura

春の嵐の日に、
決まって思い出す漢詩があります。


君に勧む金屈巵(きみにすすむきんつくし)

満酌辞するを須いざれ(まんしゃくじするをもちいざれ)

花発けば風雨多し(はなひらけばふううおおし)

人生別離足る(じんせいべつりたる)


                  - 于武陵 「勧酒」   『唐詩選』より


この漢詩にはじめて出会ったのは高校生の頃でした。

花が咲く季節は風雨が多いのかあ・・・
人生は別れで満ちているのかあ・・・と、
漠然と(実感はなく^^ゞ)学んだ気がします。


この原詩に出会うよりも先に、子供の頃、
「さよならだけが人生だ」という言葉を
幾度となく耳にしていました。

幼心に(人生にはさよならが多いのかなあ)と思ったものですが
実際は、それほどでもない、かも^^ゞ

このあまりにも有名な言葉は、
上述の漢詩を井伏鱒二氏が訳したものです。


コノサカヅキヲ受ケテクレ

ドウゾナミナミツガセテオクレ
花ニ嵐ノタトエモアルゾ
「サヨナラ」ダケガ人生ダ
           
- 井伏鱒二 訳


春はやっぱり、嵐が多く
別れと出会いの季節ですね。

photo: おまけ ~ 開花前の桜の木にとまるすずめSparrow

|

« 梅に鶯 | トップページ | 風見鶏とポートタワー / weathercock and port tower »

名言・ことわざ・英語表現」カテゴリの記事

和歌・古典 / Japanese classics」カテゴリの記事

日記・ひとりごと/diary」カテゴリの記事

花、植物/flowers, plants」カテゴリの記事

コメント

こんにちは。

べつに漢詩に限らないけど、有名な詩歌は
別れがテーマなのが多いですね。

「西の方陽関を出ずれば故人無からん」

一度は、シルクロードを旅してみたいですshoe

投稿: なかっちょ | 2012/04/03 22:36

梅に鶯、、、、桜に雀~

あれれ~ちがった~でも、、、すごく可愛い。
すずめって最近減ってきたそうですね。

私も昔は、周りが田んぼだったので、雀もよく見たのですが、最近あまり見ません~
桜の木に止まるなんて、、、
貴重な写真ですね。
かわいいね。

投稿: 野花 | 2012/04/04 20:30

>なかっちょさん

「西の方陽関を出ずれば故人無からん」は
最初に高校の古典の授業でならったのですがpencil
今でもそのときの教室の風景school
先生のお話bookが思い浮かびますconfident

和歌、文学、音楽などなど
古今東西あらゆる分野でよく扱われるテーマは
「別れ」と「愛」が多いですねflair

投稿: wisteria | 2012/04/04 20:41

>野花さん

すずめちゃんの色が茶色いので
木の色と同化しちゃってて

桜の花が咲いていたらよかったのに~cherryblossom
ちょっと残念ですcatface

すずめは華やかさには欠けますが
昔話や源氏物語などにも出てくるし
親しみのある鳥なんですよね~

可愛いですよねhappy01

投稿: wisteria | 2012/04/04 20:54

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1199647/44741854

この記事へのトラックバック一覧です: 春の嵐 ~ 花発けば風雨多し :

« 梅に鶯 | トップページ | 風見鶏とポートタワー / weathercock and port tower »