十二単 / ceremonial attire of court ladies
十二単(じゅうにひとえ)の着付けを見学しました。
十二単とは、説明するまでもありませんが
平安装束のひとつで、女性貴族の正装です。
「晴(ハレ)と褻(ケ)」で言えば、ハレの日に身にまとう装束ですが
本来、着付けは宮中の奥でこっそり行われるものでしょうから
目の前で見られるなんて、めったにない機会に恵まれました。
もちろん写真におさめてきたので
ここで着つけの順序を簡単に復習しておきます。1. 最初は、
白の小袖と緋の袴。2. 単(ひとえ)を着て
3. ここからが本番(?)です。
袿(うちき)と呼ばれる衣服ですが
5枚重ねて着るので、五衣(いつつぎぬ)ともいいます。
同系色のものを、色の薄いものから順に、
濃い色のものを上に重ねて着ます。
いろいろな色があるようですが、
この日見せて頂いたのは、赤系でした。
まずは1枚目。 2枚目。
3枚目。ちょっとずつ色が濃くなってますね。
4枚目。
そして5枚目です。
4. 五衣は終わりましたが、衣装はまだ続きます。次は打衣(うちぎぬ)。
5. さらに表着(うわぎ)。
6. そして、装飾用の
唐衣(からぎぬ)。
表着と唐衣は豪華で鮮やかです。
身分の高い方ほど
衣装に使える色の数が多いそうです。
7. さらに裳(も)をつけて・・・
(正面からは見えないので、写真は後で)
8. 胸元に帖紙(たとう)を入れ、檜扇(ひおうぎ)を持って、
ようやく完成です。
綺麗ですね^^
着付けを担当するのは
前衣紋者(まええもんじゃ)、後衣紋者(うしろえもんじゃ)というお二人。
単純に衣装を順番に着せるだけでなく
胸元、袖口、裾で、それぞれ
たくさん重ねた衣装の色が少しずつ見えるように着付けるには
技術と経験が必要でしょう。
後ろ姿はというと、こんな感じです。
腰から白く伸びている長い衣装が裳。
これで3mくらいだそうですが
皇族の方が着られる際は、10mくらいあるそうです。
この綺麗で優雅な十二単、重さは15~16kg。
そんな重たい衣装を身につけつつ、
身のこなしや立ち居振る舞いも優雅にしなければならないなんて・・・
もし平安時代に貴族の女性として生まれていたなら、
なかなか大変だったかも!
と、勝手に想像したりしてみました^^
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投稿: ブランドスーパーコピー | 2021/11/14 20:19